• Orka

ヴァスルカ・チェンバー
(Vasulka Chamber)

アイスランド・電子デジタルアート・センター

アイスランド国立美術館では、これまでおざなりになっていたビデオやマルチメディアの作品の保存に力を入れるため、ヴァスルカ・チェンバーを開設しました。アイスランド国立美術館は視覚芸術の権威として、国内の視覚芸術の保存に大きな役割を果たしてきましたが、今後は既存の手法で製作された作品に加えて、ビデオやマルチメディアによる視覚芸術の保存にも同様に力を入れていきます。ヴァスルカ・チェンバーは、ステイナ(Steina)とウディ(Woody)のヴァスルカ夫妻との協力のもとに開設され、夫妻のデジタル・アーカイブの多くが寄贈されました。

ヴァスルカ・チェンバーは、すでに世界各地の様々な機関との協力を始めています。プロジェクトのひとつである「ノルディック・デジタル・カンバセーション (Nordic Digital Conversation、北欧デジタル階段)」は、ノルディック・カルチャー基金とノルディック・カルチャー・ポイント基金から資金協力を受けています。

「ノルディック・デジタル・カンバセーション」は、長年にわたりメディアおよびデジタルアート分野を手がけてきたノルウェーのビデオアート・アーカイブ、そしてフィンランドのフィンランド・メディアアート・センターの協力を得て、ヴァスルカ・チェンバーが推進するプロジェクトです。

ヴァスルカ・チェンバーの目標は下記の通りです。

  • ヴァスルカ・コレクションの作品、書類および関連品目全般を保存する。
  • ビデオ等の芸術作品の整理、維持作業を継続的に行う。
  • 教育、研究、展示を目的とする資料について研究者に周知し提供する。
  • 映像やビデオの芸術作品をデジタル化して保存する。またアイスランドのメディアアート分野の歴史的遺産の関連品目の保存に貢献する。
  • ビデオや映像の芸術作品を保存する。
  • セミナーや出版物を通して研究成果を公開する。


またヴァスルカ・チェンバーは、ヴァスルカ夫妻の作品の解説を作成し、夫妻の作品や先駆的偉業をより広く紹介していくこと、ビデオやデジタルメディア分野の芸術家の労働環境を改善することを長期的目標としており、これらの目標をー日も早く達成したいと考えています。

ヴァスルカ・チェンバーはノルディック・カルチャー基金とノルディック・カルチャー・ポイント基金から支援を受けています。